【英語始めるのに遅いとかない!】ねこじまの英会話学習の歩み
こんにちは、ねこじまです。
今日は、私の英語ができるようになるまでの道のりを、文字数7,000字越えの超大作としてまとめました。
というのも、これから英語関連の記事を書いていく上で「そもそもこいつの英語の話は信用できるのか?」という問題があると思ったのです。
ということで、かなり長くなりますが、わたしの英語力について先に説明しておこうと思い筆をとりました。お読みいただたら幸いです。
- 実績:TOEIC300点台 → 800点台
- 高校生の頃の英語力
- 大学受験のために、文法などを勉強
- メイドカフェで英会話ボロボロ事件
- オンライン英会話でもボロボロ事件
- フィリピン留学に行く
- オーストラリ留学に行く
- 帰国後の英会話学習
- イタリアで日本語講師アシスタント
- ねこじまの英語力の使い道
実績:TOEIC300点台 → 800点台
まず、すごく簡単に数字で見れるTOEICで表現すると現在800点台です。
でも、わたしはこれをもって「高い」と言いたいわけではないし、世の中には私より英語できる人はたくさんいるのも重々理解しています。
ですが私がTOEICの点数でアピールしたいのはズバリ。
もともと大学1年生のときTOEIC315点だった
英会話の練習始めたのは20歳のとき(結構おそい)
そう、もともとの点数の低さと、それから2年間で500点以上伸ばしたという部分なのです。
だから、
今は英語苦手だけど、できるようになりたい!
今まで興味なかったけど、最近興味出てきた!
なんて人がいたら、私の経験談がお役に立てるかもしれません。
なぜなら私も本当に出来なかったから。
そのため、昔の自分に伝えたいことを書くつもりで、過去の私のように「英語が苦手」な人向けの更新を心掛けていきます。
「どのように英語を学習すべしか」は、項目ごとに記事にするので、この記事ではあくまで時系列で『ねこじまの英語ができるようになるまで』を簡単に追っていこうとおもいます。
高校生の頃の英語力
一言で言うと、科目の中で一番苦手でした。
英語って、元々できる人との間に大きな差があると思っていて
洋楽好きな子とか、海外ドラマ好きな子とか、ませてる子って自然に英語もちょっと得意だったりするじゃないですか。
そんな風に感じてたからか「今さら私が頑張ってもしょうがない」って思ってました。
というかそもそも、海外のことに興味も関心も何一つなかったし、勉強する動機もきっかけもなかったというのが正しい、ですかね。(ジャパニーズアイドルに夢中だった学生時代)
大学受験のために、文法などを勉強
そんなねこじまですが、大学受験を前にどうしても学習しなきゃいけなくなって、高校2年生の時に初めて英語と向き合い始めました。
高2の秋に、SVOとSVCの違いを理解できたときは、それはそれは嬉しかったです(遅い)
本当に本当に一番の苦手科目だったので、何十時間も勉強したところ、努力が実って『筆記英語』はけっこう成長しました。
大学受験の英語は『筆記試験』のみなので
- 英文法を勉強して
- 単語帳で語彙をインプットしまくったら
なんとか点は伸びたんですよね〜
▼ 単語帳での語彙のインプット方法はこちらに記したとおりです。
メイドカフェで英会話ボロボロ事件
しかし「英語できるようになった!」と安易に思っていたのも束の間
大学生になってから始めたメイドカフェのアルバイト中に、ショッキングな出来事が起きます。
それは、海外から観光で日本に来たご主人様と全く会話ができなかったこと。
「受験勉強であんなに英語頑張ったもん、少しくらい話せるはず!」なんて思いながら自信満々に対応したら、なんと、何を言ってるか1ミリもわかんなかったんですよね…(本当心折れた)
そしてあんなに受験勉強したのに
I'm fine. thank you. and you?
っていう中学校の頃習った定型句ぐらいしか出てこなかったんです…。
あんなに文法勉強したのに!?あんなに単語覚えたのに!?
正直、自分が一番驚きました。
あんなにどの科目よりも頑張ったから、少しくらいは喋れるようになってると思ったのです…。
この頃から
『受験勉強の英語』と『実際の英会話』って全くの別物なのでは?
と察し始めます。
オンライン英会話でもボロボロ事件
メイドカフェでのショッキングな体験から「英会話でも始めてみようかな」なんて思っていたところ、母親がスカイプ英会話なるものを始めました。
フィリピン人の先生とのレッスンで1回30分500円程度
※ちなみにQQ Englishという業界最大手のスカイプ英会話教室です。DMMとかより安いのがおすすめ。
母親は『スーパーマンみたいな絵が描かれたダウンロード教材』を見ながら、PCに向かって
「Is he Hero?」 →︎ 「Yes, he is.」
「Is she Heroine?」 →︎ 「Yes, she is.」
こんなやり取りをしてました 。初心者コースです。
私はそれを傍目で見ながら
レベルひく〜
なんて馬鹿にしてました(最低)
だってね、大学受験でとてつもなく難しい英文法も英単語も学んだあとだったから
「He is〜」だなんて中学生の英文法、楽勝に感じたのです。そのときは!
私もオンライン英会話始めてみようかな。母親よりレベルの高いコースもあるだろうし!
なんて余裕に思いながら、そのオンライン英会話のトライアルを受けてみると、講師の人が私に見合ったレベルのコースを選んでくれました。
結果は・・・
初心者コース
母親と同じでした(笑)
そして、あんなに馬鹿にしてたのに「Is he?」などの簡単な文法すら全然自分の口から出てこなくてびっくりしました。
文法はぜんぶ理解してるのに、全然話せなかったんですよね。
例えばこんな選択問題があったとします。
■ 正しいのはどれ?
(Does, Do, Is)he like Sushi?
こんなの、大学受験が終わったあとのレベルなら一瞬で回答がわかると思うんです。
…目で見れればね。
でも実際会話で使うとなると、話しながら「Isかな?Doesかな?Doかな?」って全然パッと出てこないんですよね。これに気づいたとき、本当におどろきました。
このときです、確信したのは。
やっぱり今まで勉強した『受験英語』と『話すときの英会話』はまったくちがう!
そしてこの体験をもとに私は英会話を初心者レベルから始めてみることにしました。ねこじま、20歳のときのことでした。
フィリピン留学に行く
オンライン英会話を始めてから約半年後の2014年の2〜3月。
大学2年の春休みを使ってセブ島留学に行きました。
オンライン英会話を続けてたけど
行った方がコスパ良くない?
…って思ったのが発端です。(安易)
※通った語学学校は、先ほど載せたオンライン英会話(QQ Englishオンライン英会話)のセブ校でした。
初めて海外に一人で行ったので、成田空港の時点から緊張して泣きそうだったけど、行ってみて本当に本当に良かったし、私の人生の転機は間違いなくこの経験だったと、今でも強くおもってます。
フィリピン留学で学んだことは、実は英語以外の方が多いけど、ここで話し始めると、本当にキリがなくなっちゃうので、またいつか別記事にかけたらいいなぁ。(願望)
ということで改めて、ここでは語学面のみについて書きます。
留学中、最初は、英語が全く話せず悔しい思いをたくさんしました。
授業でフィリピン人の先生に「あなたはどう思う?」って聞かれたとき。しっかりとあったんです、自分の意見。
でも英語でなんて言えばいいかわからないから「I like it.」とか薄っぺらいことしか言えない。これって、何も考えてない馬鹿に見えるんです。
あんなこともこんなこともちゃんと自分の頭で考えてるのに…
語学学習者なら絶対わかってくれると思うんだけど、本当に本当にフラストレーションでした。
いかにオピニオンを持っていようと、母国語じゃないと何も表現できない = 何も考えてない人と同じレベル
この現実が何より悔しかった!です。
他にも、こんなこともありました。
自分の英語が拙いから「ごめんなさい、私の英語伝わりますか?」って気持ちで
Can you understand?
そうフィリピン人の先生に尋ねたら
馬鹿にしないでよ
って怒られちゃったんですよね。
今でこそ「Can you〜?」ってちょっと失礼なニュアンスってわかるけど、当時は知らなかっただけ。
だけど、それを説明する英語力すらない。
本当に悔しくて悔しくて、落ち込む日もたくさんありました。
でも、そんな最初の悔しい日々のおかげもあって
とにかく2ヶ月間、必死に英会話に取り組みました。
平日は毎日授業に出て、マンツーマンで英語を8時間話して
夜中や休日は、フィリピン人の先生や現地の友達と遊びまくってとにかく英語漬けの日々を送りました。
とにかく「英語ができるようになりたい!!」その一心でたくさんたくさん遊んだ結果、2ヶ月で少しだけ成長できました。
カタカナ英語しか話せなかったワタシも、発音というものを初めて学習して「R」と「L」の違いとか初めて知ったり。ほんの少しだけ英語で冗談とか言えるようになったり。
でもですね、とてもとても「英語話せる」とか言うレベルじゃありませんでした。(スタート時点のレベルが本当に低かったんですよね〜)
それでも、少しだけでも成長してる実感は持てたし、何より英語以外にも人生の勉強がたくさんできたし、新しい夢も芽生えだしたので、大満足なフィリピン留学でした。
オーストラリ留学に行く
そんなフィリピンでの2ヶ月留学を終えて、日本に帰ってきたあと、帰国したのも束の間、2週間後には大学を半年休んでのオーストラリア留学へ行きました!
前述のように私は高校生のころ英語が大嫌いだったので「大学の制度で留学に行けるような学部」を受けなかったんです。
だから、同じ大学の『国際学部』の友人が、現地の大学で単位が取れるプランで留学してる中、
私は私費で、自分で語学学校を手配して留学しました。
でも、結果的には「自主留学のほうがおいしい体験できたなぁ」って思っているし、まわりにおすすめしたいのも自主留学だったりします。
というのも、自主留学だからこそ、いろんな体験ができたんです。
① オーストラリアでアルバイト
(バイト探しは履歴書持って飛び込み営業でした。)
② 韓国人・アメリカ人・イギリス人とのシェアハウス
(それもマンションの一室に5人。超貧乏。)
③ 現地の大学生とMeetUpというアプリで知り合い国内旅行
他にもあるけど、やっぱり大学の留学プログラムだったら出来ないようなことがたくさん出来たのが大きかったです。
それこそ語学以外のことも学べたし、自分の好奇心がこんなに尽きないって初めて知りました。
あと、学校の制度で行ってないから日本人が周りに2〜3人しかいなくて、それも良い環境でした。日本人とも英語で話してたので(ストイック)本当に英語漬けの日々でした!
そんなオーストラリアでの日々で、英語力は飛躍的に伸びました。
思ってることは、かなりスムーズに話せるようになってきて。
深い話はできないけど。ニュアンスもわからないけど。
でもそれはそれで居心地も良くて。
母国語だとわかりたくないニュアンスも、本音と建前も、全部感じ取れちゃうけど
でも、第二言語としての英語にはそういうのがなくて…!
あんなに英語話すのがフラストレーションだったのに「英語で話すの、心地よいな、好きだな…」って思えるようになったのも、オーストラリア留学でのことでした。
帰国後の英会話学習
オーストラリアでの4ヶ月を終え日本に帰ってきてからは、かなり積極的に英語を話す場に出かけたり、国際交流活動に励むようになりました。
英語力を維持したいのはもちろんあったけど、それ以上に
留学に行くたびに現地の人が外国人(私)をウェルカムで受け入れてくれたことが嬉しかったから、自分も恩返しがしたかったのです。
だから日本に遊びにきたり、留学に来たり、在住してる海外出身の人と、なるべく関わるようにしました。
- ホームビジットのホスト(ホームステイの一日Ver)
→ 体験談執筆しました - 観光ボランティアガイド
-
日本語学校の文化祭に参加
-
国際交流パーティ参加
-
大学内の、国際交流ブースのスタッフ
このころには英語がだいすきになっていたし、海外の人と交流するのもだいすきになってしまっていたので、毎日たのしく英語を勉強することができました。
私、英語の勉強について「努力した」って表現はしっくりこないから、使わないようにしてるんです。
本当に今までで、一度たりとも言ったこと、ないとおもいます。
ほんとにほんとに、
楽しく過ごしてたら、勝手に英語が身についた
くらいの感覚なんです。
そして、受験したTOEICでは、大学1年生の頃から考えると信じられない「800点台」までとれるようになりました!(わぁい)
イタリアで日本語講師アシスタント
大学4年生のとき「イタリア人大学生に日本語を教えに行く」という内容のインターンに参加しました。
大学の壁に貼ってあった貼り紙が気になって申し込んだら、面接に受かったのです。えへへ〜
1ヶ月間、ヴェネチアのカフォスカリ大学の日本語授業のアシスタントを務めました。
そして毎日授業に出て、イタリア人の学生の質問に答えたりしてたら、気づいてしまったことがあります 。
外国人の話す日本語、細かい文法意味なくない?説
です(笑)
どういうことかというと…
とある日の大学2年生の授業で『状態を表す表現』について勉強する回がありました。
- ドアが開いている ←→ ドアが開けてある
- ものが置いてある ←→ ものが置かれている
この違いについて1時間永遠と文法を勉強し、使い分けする選択問題を解いていました。
- 自動詞のあとには『いる』
- 他動詞のあとには『ある』
1時間かけてこの違いを教わったイタリア人学生たちは、必死になって使い分けする選択問題を解いていました。
「置いて」は他動詞だから…置いて”いる”!
「置かれて」は自動詞だから…置かれて”ある!?
と必死に文法を勉強していたのですが
正直言って、私
どっちでもいいわ〜〜
って思ってしまったんです。
例えばもうほぼネイティブくらいの発音だったり、あるいは翻訳家を目指してるとかならわかるんです。正確な表現、必要だと思います。
でも、みんなまだまだ日本語学び始めて2年とかで、とてもそんなレベルじゃなくて
そもそもまだイントネーションが外国人だから
ドアが開けている
ドアが開いてある
ってあべこべで言ってもそんなに違和感ないんです・・・
一時間、こんな文法を勉強して、問題解いて、正確に答えられるようになる必要があるなら
もっと『よく使う表現』とか『発音やイントネーション』とか、そのレベルで学んでおいたほうがいいことが沢山あるはずで…
…むしろその細かい文法の勉強のせいで「日本語難しい、嫌い」とかなる方が大問題で。
そんなこと考えてるときですね。「あ、これ私たち日本人の英語学習と同じだ!」って気づいてしまったんです。
私たちも、学校の英語の授業で意味わからないくらい細かい文法まで習います。
たしかに関係代名詞とかは知ってたら喋るとき便利だし、わたしもよく使います。でも仮定法とか、倒置法とか、ぶっちゃけ喋るときに使うものじゃない。
し、間違えて言っても問題ないです。通じます。
もちろん、英会話を習得したい理由や目的にもよるんだけど
少なくとも、われわれ日本人のように全く喋れない人間が覚えるべき文法なんて、最初は少しで十分なはず。
イタリアで日本語を教えていて、そう悟りました。
※ 間違えないで欲しいのは、私は「文法が必要ない」とは思ってないし、勉強しないといつまでも単語並べるだけでしか喋れません。
でも最初に最低限喋るために必要なのは、中学生レベルの文法でいいということ。
それ以降は、語彙とか、リスニング力とか、発音など、そういうのと比例して少しずつ伸ばしていけばいい、そう思ってます。
文法を、言語学者 ほど深く学んで「英語できない!」って思い込む必要なんてないなぁ。
そのへんに気づいてから、私は英語の学習で、より「余計なもの」を省けるようになりました。
ねこじまの英語力の使い道
ブログ記事の執筆
私は、今ここで満足しているわけではないので、これから会社を辞めた後(2018年4月から)、改めて英会話の学習を始めます!
通訳案内士っていう資格を取って、訪日外国人と日本人をつなぐお仕事がしたいからです。
(※この気持ちについては書くとキリが無いのでここには書かないよ!)
追記:2021/3
実際に2018年度末に会社を退職して、英会話学習をリスタートしました。
そして、全国通訳案内士の免許を3年かけてゲットいたしました〜〜!
ただ、通訳案内士の勉強時間確保のために始めた英語塾(通称ねこじまEnglish)が楽しくなってしまい、ガイド適性より『英語講師適性』のほうがあると感じてるので(笑)
今は、自分の英語力は、教えるほうに使いたいな〜と思っています。
いやあ、人生なにがあるかわからないですね!ふしぎ!
ということで(?)、英語学習について、有意義な方法やアイディアは、このブログで紹介していきたいとおもってます。
それは、もともと英語が苦手で興味のなかった私だからこそ書けることがあると思うからです。
- 英語が苦手/もしくは興味のない状態からの伸ばし方
- 遊びながら楽しく英会話を学習する方法(私自身は英会話学習で"努力した"と思ったことはありません。本当に勉強を楽しんだだけ!)
- 外国人に日本語を教えた経験から見えてくる語学学習の近道
こんな記事を書いていこうとおもっています。
よろしくね!
直接の英語学習指導
また、 正直ブログをやってみて歯がゆく思う部分があります。
それは「文字でどんなに学習法を書いても、伝わりきらないな。」という部分。これは、数年間ブログに挑戦してみた私の率直な感想です。
やはり、一人一人英語学習においてつまずく点・ネックになっている点は違います。
そんな中、私の記事の中から最適な箇所のアドバイスを個々人で見つけることは難しいと思うのです。
そこで、いくつか直接サポートできる方法を考えてみました。
【英会話】何から始めたら良いかわからない、あなたへ【英語学習カウンセリング】 Arisa ねこじま|メンターに教えてもらおう
現段階では、MENTAというプラットフォームを通して募集している形となります。そのほかには、既存生徒さんの紹介で教えています。
ご興味あれば、ご連絡くださいませ〜
世の中に「英語の学習法」がありふれている中、「英語が苦手だったからこそ」書ける、私の英語学習法の記事が、少しでもお役に立てれば、本当にうれしいです!
それでは、長い長い記事を読んでいただいて有難うございました!