ねこじま式!勉強法ぶろぐ

英語の先生による学習法ぶろぐ

英単語はたくさん覚えるべきじゃない【本文で解説します】

 

こんにちは、ねこじまです。

 

今日は、英単語をたくさん覚える意味ってあるの?というお話をしますね。

 

 

 

 

たくさんの単語を覚える必要はない

結論から先に述べると、私ねこじまは、

 

英語を話せるようになるために、英単語をたくさん覚える必要はないと思ってます。

  

これはもちろん、あなたの現在のレベルによるし、目指すものにもよります。

 

現時点でも英会話がそれなりに話せるけど、さらに深い話までできるようになりたい

日英翻訳が出来るようになりたい

 

あなたがもしもこんな段階・または目標を持っていたら、できるだけ単語は覚えたほうがいいし、覚えた単語が多ければ多いだけ表現の幅が広がるとおもいます。

 

でもね、私のブログを読んでいる

英語を勉強してみたい

英語を話せるようになりたい

という段階の人は、おそらくまだ英単語をたくさん覚えるのには早いです。

 

ややこしい話をして申し訳ないのですが

 

「最初から英単語をたくさん覚える必要はない」

けど

「英単語をたくさん知っておく必要はある」

と思っています。


この「覚えている」「知っている」には大きな違いがあるので、これについては次回更新しますね〜

 

 ▼ 2018.7.23 続編、更新しました。

 

ということで、英単語をたくさん覚えなくてもいい理由を下にまとめました。その理由を細かくみていきましょう!

 

 

英単語の種類にはキリがないから

全ての言語とはそういうものですが、単語の種類・表現の種類には際限がありません。

  

しかし、英語においてたまに勘違いされているのが

「英語は単純な言語」

「日本語のほうが繊細な表現がある」

というものです。

 

まぁ私も昔そう思ってたんですけどね。(えへへ)

 

たしかに英文法は、他の言語に比べて簡単なのだと思います。だからこそ世界共通言語と呼ばれているわけだしね。

 

だけどそれはあくまで文法の話。それが英語そのものの表現に関係してるわけではありません。

 

 

具体例

例えば「怒る」一つとっても、日本語では「怒る」「イライラする」「頭に血がのぼる」「激怒する」「憤慨する」など色んな表現がありますよね。

 

一方で、英語ではどのくらい表現があるでしょう・・・?

 

実は、挙げてみると、かなりの種類があります。

 

「angry」「upset」「rage」「mad」「annoyed」「bother」「irritated」「resent」「pissed off」などなど(動詞・形容詞・名詞など混合)

 

代表的な「angry」以外にもたくさんの単語があることがわかります!

 

でも、これらを全てを覚えて、使い分けるのは至難の技です。

 

違いを理解するまではできても、自分の感情や状況と結びつくものを瞬時に使うのは、とっても難しいのです。

 

ましてや適切な文法を瞬時に使って言うとなると、もっと難しいのは想像がつくかと思います。

 

正直、話すときにその使い分けで、どもるくらいなら(「I was angry..... no, irritated....um...botherd...」とかなるくらいなら)

 

「get angry」だけでスラスラ話した方がいいと思います。

 

細かい微細なニュアンスまでは伝わらないかもしれないけど、それでも知ってる単語でスラスラ話すほうが『英語が話せる状態』へは近道です。

 

 

あなたのレベルがそこまで高くないから

 

↑ 超嫌なやつみたいな表現になってしまった(笑)

 

英語を話せるようになるのに必要なスキルってたくさんあるんだけど

 

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日本人って一般的にこの左の2つ(知識の部分)を、とにかく勉強してしまう傾向があります。

 

本当は、すべてのレベルを平均的に底上げするほうがいいはずなんです。

 

そうすれば少しずつ英語で話せるようにはなるんです。少なくとも私くらいのレベルまでは…

 

なのに、どうしても知識の吸収ばかりしてしまう。

 

勉強したけど、結局喋れない

 

みたいな過去の私のようになるのは、これが原因なんですよね〜

 

 

具体例

例えば、英語学習を、日本語学習に置き換えて考えたらわかりやすいかもしれません!

 

日本語を勉強中の留学生のディエゴくんを思い浮かべてください!

 

日本語を勉強し始めてまだ日本語で文章も紡げないディエゴくん『さわやか』『うららか』の違いを勉強して、どちらの単語も最初から覚える意味って、はたしてあるのでしょうか…?

 

もちろんさわやかな風が吹く」を、うららかな風が吹く」なんて言えたらかっこいいし、素敵だし、教養があるように見えるのは事実です。

 

でも別に「さわやか」で十分伝わると思いませんか?

 

「さわやか」と「うららか」の違いは、発音がまだまだな、いま、覚えるべき知識でしょうか?

 

「今日は…umm…さわやかな…no、ugh …う…うら…らかな…風が吹いています」っていう人を「この人日本語上手だな」って思うでしょうか!?

 

そんなことないですよね! 

 

簡単な表現だとしても、スッキリはっきり「今日はさわやかな風がふいてるネ!」と言える人のほうが、日本語は上手だと感じますよね!

 

 

このように、単語をとにかく使えるまで覚えるより先に、英語を話せるようになるためにはやるべき勉強・練習が他にあるんですよね。

 

この図を用いて話せば、右側のほうを練習して、自分の英語レベルを平均的に上げることのほうが、英単語をたくさん覚えることより先決なんです!

 

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まとめ 

 

というわけで、最初からそんなにたくさんの単語を覚える必要がないことは、わかっていただけたでしょうか??

 

 
今日のポイント
  • 英単語は、最初から無闇に量を覚える必要はない
  • あなたの総合的な英語力が上がったら、比例して単語量も増やそう
  • 英単語を増やすより、英語を話す練習を始めよう
 

 

次回予告: 英単語はたくさん知っているべし

まとめたあとで、ややこしくさせてしまったら申し訳ないのですが

 

「最初から英単語をたくさん覚える必要はない」と唱える一方で

「英単語をたくさん知っておく必要はある」と思っています。


この「覚えている」「知っている」には大きな違いがあるので、これについては次回更新しようと思います!

 

 

 ▼ 2018.7.23 更新しました!

この記事とセットだから、絶対読んでほしい〜な〜

 

 

 

ということで、はじめてこんな先生みたいな口調で記事書いたから、照れ臭いデース

 

でも少しでも、英語学習者のお役に立てれば嬉しいです!

 

学習とは、その学習の意図を知っているだけで、勉強の質が全く変わってくると思っています。

今日読んだこの記事が、今後のあなたの学習のモチベーションを上げるきっかけになれたら嬉しいです!